増額にもデメリットはある
増額は、管理の簡単さや、金利の低下などメリットは多くあるものの、デメリットも当然存在します。
それらをきちんと把握しないで、増額を申し込んでしまうと負担が増したり、審査に落ちたことで厳しいペナルティが課されることもあります。
増額で失敗しないためにも、デメリットや審査に落ちてしまう原因を知っておきましょう。
審査に落とされやすくなる原因
個人情報に変更があったら、できるだけすぐに更新しておきましょう。
住所や勤務先の情報などは、信用と返済能力それぞれに関わってきます。
また、増額の条件として居住年数と勤務年数は新規契約時よりも長くなっていなければならない、最低でも1年は必要であることが多くあります。
つまり、新しい場所に移ってしまうと年数が足りないため、審査に落ちやすくなります。
他社で借り入れているのも、マイナス評価につながります。
金額に加え、管理しなければならない返済が増えているため、延滞しやすいと判断されやすくなります。増額審査を受けるには、最低でも6カ月という期間が必要あるため、人によってはそれまで待てずに他社から借り入れてしまい、増額ができなくなってしまうのです。
契約直後や増額案内が来た直後の申し込みも、審査に落とされてしまう要因です。
特に契約直後は実績が全くないため、実際の返済能力や信用が測れないので審査の許可すら下りません。
また、案内が来た直後の増額も、借金の利用に関して計画性がないと捉えられるため審査に落とされやすくなります。
増額審査は時間がかかる
増額の審査は約2、3日、場合によってはそれ以上かかることがあります。新規申込よりも厳しい審査が行なわれるので、審査時間も長くなるようです。
そのため、余裕を持って申し込まないと、使いたい日までに審査が終わらないため、計画通りに利用できないということにもなりかねません。申し込むタイミングにも、十分注意しましょう。
審査に落ちたときのリスク
限度額が減らされるだけならまだカードは利用できますが、利用停止になってしまうと返済以外の利用ができなくなってしまいます。
増額後のリスク
増額のデメリットは、借金が増えることで無駄にお金を浪費しやすくなることです。
しかも、自分の貯金のように錯覚してしまいやすく、悪習を抜け出すのに大変な苦労をする方も少なくありません。
また、借金そのものも増えるので完済までに時間が掛かり、余分な支払いが発生してしまうことがあります。
返済計画をしっかり立てて、計画的に利用しましょう。