学部から直接入学

山崎 理美さん

 山形大学大学院医学系研究科博士前期課程1年(学年は取材当時)の山崎です。私は学部時代の卒業研究を発展させたかったため学部卒業と共に進学し、看護病態機能学の研究室で健康効果が高いといわれる赤ワインポリフェノールについて研究しています。

 大学院の講義は日中と夜間の両方に開講されており、さらに開講方式も様々で、自分の研究や仕事に合わせて講義を選択できるようになっています。講義は週に1ないし2コマ受講して必要単位の取得ができるので、残りの多くの時間を自分の研究にあてて学部時代にはできなかった幅広い視野の獲得をめざしています。

 社会人入学ではない修士学生は、自分の研究に支障のない範囲で一部の時間をティーチングアシスタントとして教育にあてることもできます。私も先生の講義や実習等でティーチングアシスタントを務めたり、4年生の卒業研究の補助をすることで教育研究の基礎を勉強しています。指導するために改めて知識を確認することで、自分にとっても勉強になります。また、このような活動は教育経験としてのキャリアが認められますので、将来教職に就きたいという希望を持っている学生にとっては、とても良い制度だと思います。

 就学にあたって学費の心配をする方も多いかと思います。私もそうでしたが、実際には研究や講義の合間に週に1、2回アルバイトをすることで生活費は工面できています。また、必要なら奨学金を借りることもできます。

 ストレートで進学することで、当然のことながら社会人学生より格段に多くの時間を研究等に使うことができますし、忙しい先生方の指導もより密接に受けることが可能です。学部で学んだ英語力や医療全般に関する知識や技術も、スムーズに研究に役立てることができます。ついでながら修士卒だと、基本給が高くなる病院も多くなってきました。進学することで臨床に出るのが2年遅くなることに不安もあるかもしれません。しかし、先輩によると、修士で身につけた看護の知識や研究能力が生きてくるので心配は要らないそうです。実際に、修士修了後に臨床経験を積み、今では山形大学の教員をされている方や、慶応大や東北大、北大、筑波大、名古屋大などで教育研究に携わっている方など数多く、良い目標ともなっています。

 医療が高度化し、より専門性の高い看護の提供が必要とされ、それを担う学生が求められています。新しい時代を切り拓いていく情熱をもった皆さんの進学をお待ちしています。

 

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