研究科委員長あいさつ

看護学科研究科委員長 細谷たき子
医療進歩は著しく、例えばがんの治療法である薬物化学療法、放射線療法、外科的療法など日進月歩で改善されている現状です。看護の本質は、患者さんや健康支援の必要な人々が健康回復・改善ができるように、その人々が持つ力を最大限に引き出し、人々の生きる力を支えることです。そのためには、医療の進歩に即した看護支援の開発が必要であり、また社会のニーズ変化に対応できる柔軟な思考力と人間性を理解する豊かな精神が求められます。少子高齢化社会に対応する知識・技術と看護の質向上のための国際的な活動も強く求められるようになりました。
山形大学大学院医学系研究科看護学専攻においては、これらの状況を踏まえ、キャリアアップするための課程を整えています。
まず、看護学専攻博士前期課程および看護学専攻博士後期課程が設置されていますので、看護高度専門職業人としてリーダーシップを発揮できるよう、卒後継続的に看護の質を向上させる教育環境があります。専門看護師(Certified Nurse Specialist, CNS)資格取得のためのコースでは、「小児看護専門看護師」「老年看護専門看護師」「在宅看護専門看護師」の教育課程を備え、看護実践の専門性を高めることができます。博士後期課程においては「高齢社会看護学分野(The Science of Nursing for Aging Society)」を中核とし、子供から高齢者まで地域に生きる人々の健康と尊厳ある生活を支援する創造的な高度専門看護を目指し、看護実践と研究を推進する課程が準備されています。 本学修了者からはこれまで病院の副医院長、看護部長、看護師長、専門看護師(CNS)、自治体保健師はじめ、大学教員も多く輩出され活躍されておられます。いっぽう、本学においては国際看護学会における発表も積極的に取り組み、国内外へ看護の成果を発信してきました。
在職の社会人のために、昼夜・土日開講および長期履修制度を施行し、職場と大学院教育履修の両立が図れる環境を確保しています。看護職の皆様が、山形大学大学院医学系研究科看護専攻課程に入学され、キャリアアップを目指されますよう、スタッフ一同心待ちにしております。